革靴には種類があり、それぞれがスーツに合う形や素材、色を持っていることを学ぼう

発行者 ジョージがお届けします。

靴とスーツがぴったりくるための知識について

靴をじっくり見て何かを感じ取る

トータルファッションの中で靴は、投資する順位では
トップ
と言われています。

スーツを着るときに履く革靴


革靴に関して言うなら、ハンドメイドでも機械で
作られていても、良い靴はどちらにも存在すると思っています。

数十万円するものでも、数万円のものでも
いい靴はあります。

1800年代、ヨーロッパでは靴を履ける人は、貴族や上流階級と
決まっていました。

靴は人を区別するアイテムのひとつでした。

しかし、今は違います。

その名残は多少残っていますが、今の靴の価値観は


履き心地がいいもの


これが一番大切な要素になってきます。

トータルファッションの中で、投資する順位がトップと
いうのは、この理由が大きく影響するといえます。

伝統的な形の靴は履き心地が良いとされているのが
一般論ですが、

あえてひとつだけ注意しておきたいのは、

先のとがった革靴を履くとき

です。

昔、貴族や上流階級の人たちがはいていた靴は

先がとがっているほど、高貴である証明

とされていた事実があります。

スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある
※靴の先端を見れば、ある程度時代がわかったりする。

伝統を受け継いだそれらの革靴は先が長細く
幅が細くなったものがあったりします。

先のとがった細い靴。これは

足の健康上から言うと、外反母趾に
なりやすい形といえます。

革靴でも他のシューズでも必ず試し履きをして
足が窮屈ではないかを最優先に知る必要があります。


さらに、甲の長さや底の厚さ、穴飾のデザインや
ステッチ、革の光沢などを見て、どういった革靴がいい靴と
呼ばれているのかを見聞きして理解していきましょう。

シューズの種類や解説、人気についてはこちら

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靴はスーツを引き立てる役目がある

おしゃれな人はファッションコーディネートが上手です。

たとえば、靴と服のコーディネート。

本当のおしゃれの人は、その靴に合った
服を選ぶといいます。

その理由があって、服はそれほど靴を選ばないけれど、
靴はスタイルを選ぶものが多いからだそうです。


スーツと靴をコーディネートするときは、まず
素材と色
を考えます。

スーツを仕立てるなら、素材を選ぶときからどんな
靴が合うかを想像します。

それか、今持っている靴にはどんな素材や色のスーツが合うか
考えます。

「この靴を履くならどの素材と色のスーツだろう?」

仕立てなら、まだスーツは完成していないのだから、
おのずと靴に合わせた選択肢がスパッとできます。


そうすれば、そのスーツにあった真の靴が生まれてくるのですね。

これができれば、靴はスーツを最高に引き立ててくれます。


スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある
※服を選ぶときは靴や小物とをトータルで考える



靴に対してこだわりや、しきたりを重んじる人は、
ヨーロッパの人に多いです。

これは、昔の名残で靴が人の階級を表していた
時代があったからでしょう。

そういった意味で靴はとても大事な役割をしていました。


靴に尊敬の念を持ったり、情熱をかけることが
その人の人生そのものでもあったのです。

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ジャストサイズの靴の探し方

靴を選ぶときはもちろんですが、サイズが自分の
足とぴったり合うものを選ばないといけません。

靴のサイズが合っていないと、足の変形や傷みなど健康上問題が
おきます。

サイズ表示だけを見て購入するのはちょっと危険です。

メーカーやブランド、国によって同じサイズでも基準が
違っている場合が多々あります。

ですので当然ではありますが「試し履き」をします。

その際のポイントとして、

1、試し履きは両足ともおこなう。

2、靴下の種類も合わせる。

3、靴ひものあるシューズはすべて紐を通しておく。

4、夕方の方が足が大きくなっているので、この時間帯に
  試し履きをする。

5、つま先には少し余裕がある物を選ぶ。

6、足のかかとが靴のかかとに食い込むものは避ける。

7、甲の部分も圧迫感がある物はさける。

8、すべてのことは試し履きをして歩いてみること。


などです。

既成靴ではなく、オーダーメイドの靴もあります。

採寸をしてもらい、作ってもらうのでほぼジャストフィットした
靴が手に入ります。

ある程度は高価になりますので、予算に余裕のある方はぜひ
利用してみてください。

採寸する人と、実際に造ってくれる靴職人さんとは
同じ人というのが一番狂いのないものができるはずです。

スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある
※靴にも修理・加工など靴職人が開く専門店があります



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ビジネス・ドレスアップシューズの形と種類

では、このコーナーの最後として

ビジネス・ドレスアップシューズの形と種類

をご紹介しておきましょう!


スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

ラウンドトゥ
つま先は丸い形でオーソドックスなもの。用途は幅広くあると便利。




スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

スクエアトゥ
つま先先端が四角い形をしている。ラウンドトゥと同様、割と幅広く使えるもの。




スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

ポインテッドトゥ
先端が尖っていて長い形状を意味する。ビジネスやフォーマルの場所で使えます。




スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

ウイングチップ
甲(アッパー)部分に「翼状」の飾りがつけられているのが特徴。フォーマルに似ているがカジュアルの認識が強いもの。




スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

メダリオン
つま先部分に小さな穴があり、横一文字に区切られたもの。ウイングチップに似ている。やはりカジュアルの感覚となる。



スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

ストレートチップ
飾りはなくつま先部分に横に一文字の区切りがある。礼装用として使え、フォーマルやビジネスシーン用となる。メダリオンとラウンドトゥが合体した感じ。


スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

レースアップ
靴紐が必ずあるのがこのタイプ。用途も広く万能なコンセプトがあります。




スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

Uチップ
つま先からかかとにかけてU字のように縫い目があるタイプ。カジュアル感がやや強くなります。




スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

モンクストラップ
履き口を紐ではなく、バックルとストラップで締めるよう設計された靴。僧侶の靴として誕生した。




スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

スリッポン
ひもなしで、シンプル、脱ぎ履きが簡単にできるのが特徴。幅が広く革素材であってもカジュアル感になる。




スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

チャッカブーツ
くるぶしが隠れるくらいの丈がある、ブーツのようなレースアップタイプの靴。




スーツに合う靴。靴はスーツを引き立てる役目がある

シークレット
外からは気づきにくいよう、内側のかかと部分が高くなっていて、メンズ版ハイヒールのような靴。




 


さらにそれぞれの靴のブランドやアイテムに関してはこちらでご覧ください。



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※ご紹介の記事は作成時時点での情報です。

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